地域ブログのマネタイズ 開放記事

【記事添削】旅ブログで上位表示できている記事の収益化施策

先日リリースした「ブログ収益化サポートサービス」ですが、予想以上の反響がありました。

ブログやアフィリエイトでは自分で努力しないと結果は付いてきませんが、それは分かっていても、やはり

  • 今のやり方が正しいのかな?
  • もっといい方法がないのかな?
  • 稼いでいる人はどんな方法なんだろう?

って気になるところですよね。

その感情は私も同じでした。

個人的に思うことは、「正しい方法」なんてなくて、稼げる手法は多数存在します。

だから、サイト運営者はそれぞれ努力して、自分にあった手法を見つけていくことが大事なんです。

ただ、手っ取り早くその方法にたどり着くには、「他人が実践して結果が出ている方法を知っておくこと」もとても重要です。

私の方法がベストだと思っていないし、私が実践している手法以上に的確で効率的な方法はゴマンとありますが、少なからず、私が結果を出した方法は、成功体験として共有できるはずです。

少しでも役に立てたらイイなと思ってスタートさせた無料サポートなので、もし良かったら参考にしてくださいね。

(人数が増えたら無料から有料に切り替えます。)

読者さんからの依頼内容

今回のサービスは基本的に依頼者に個別で回答する形ですが、ご意向により当ブログにて公開させていただきます。

依頼のあった方は次の方です。

依頼者やまえり🇩🇪ドイツ駐妻ブロガー
ブログURLhttps://www.tabitowatashi.com/
運営歴7ヵ月
記事数125記事
狙っているキーワード硬水対策
狙いたい案件イオナックの軟水シャワーヘッド
対象記事https://www.tabitowatashi.com/entry/kousui-taisaku/
サポート内容記事添削

やまえりさん

「硬水対策」のキーワードで1位にきていますが、なかなか思ったように収益が発生しません。

では、記事分析を始めます!

記事添削の場合は検索意図を把握し、読者の検索ニーズ(顕在的ニーズ&潜在的ニーズ)を洗い出すところから始めます。

「硬水対策」の検索ニーズ

上位表示サイトをチェックしていくと、次のような検索ニーズがわかりました。

主な検索意図

ヨーロッパやグアムに何らかの理由で滞在し、現地の水で洗髪すると髪が傷むため、その原因と効果的な対策が知りたい。

検索意図は他にも、「髪の毛だけではなく肌も荒れる」などの悩みも含まれていますが、ニーズが多い検索意図は上記の通りだと推測されます。

ただ、上記のニーズは表面的なものなので、もう少し細かい検索意図がありそうです。

ここからはもう少し読者のニーズを深掘りしていきます。

読者の悩みの整理

次は読者の悩みを整理します。

たくさんありますが、案件に繋げられそうな悩みをピックアップすると次の通りです。

読者の悩み悩み解消法主な訴求可能案件
長期滞在なので硬水を軟水化したい軟水化できる方法イオナックの軟水シャワーヘッド
硬水で傷んだ髪をケアしたい(現地)トリートメント・ヘアケアグッズの活用市販のヘアケアグッズ
硬水で傷んだ髪をケアしたい(帰国後)トリートメント・ヘアケアグッズ・ヘッドスパの活用市販のヘアケアグッズ・ヘッドスパ
硬水でも泡立つシャンプーが欲しい泡立つシャンプー・軟水化硬水用シャンプー・イオナックの軟水シャワーヘッド
硬水が原因でなってしまう乾燥肌を防ぎたい乾燥肌用スキンケアの実践保湿クリーム
料理や湯沸かし時に効果的な硬水対策が知りたい軟水化できる方法イオナックの軟水シャワーヘッド

こうやって整理すると、どのような案件を紹介すべきかイメージしやすいですね。

上記の表の一番左側のような悩みを抱えている人に、右側で紹介されている案件を紹介していくのが基本スタンスです。

つまり「潜在的な検索ニーズに対して、その悩みを解決する方法を提案する」で攻めていきます。

なお、「潜在的なニーズにアプローチする方法」も存在しますが、これは難易度が高いですね。

例えば、

「硬水でも泡立つシャンプーが欲しい」と考えている読者に対して「保湿クリーム」を紹介する

上記の訴求で商品を売ることはとっても難しいのですが、潜在的な検索意図が同じだと別案件の訴求も可能です。

しかし、この方法は検索ボリュームが多くないと決まりませんし、内部リンクを活用して、上手に訴求しないとCVまで繋げられませんので、最初はおすすめしません。

現状の上位表示記事と検索ニーズとの乖離

ではここで、「硬水対策」と検索する人を2種類で分けてみましょう。分ける項目は次の通りです。

  • 一時的に悩んでいる人(短期滞在者)
  • 長期的に悩んでいる人(長期滞在者)

まずはこの2種類に分けてみます。

この2つで分ける理由は、訴求できる案件の違いによるものです。

今回メインで紹介したいのが「イオナックの軟水シャワーヘッド」とご要望があります。

この案件については、当然のことながら「短期滞在者」には不要の商品です。1つ1万円以上の商品なので、必要としているのは長期滞在者でしょう。

さてここで問題が1つ出てきます。

それは「検索ニーズとの乖離」です。

「硬水対策」と検索する読者には、「短期滞在者」と「長期滞在者」があり、その検索ニーズはどちらが多いのかということです。

これは主観ですが、個人的には「短期滞在者」の方が多いのではないかと思います。

日本人のうち、硬水エリアでの長期滞在者(海外赴任等)と硬水エリアでの短期滞在者(旅行者)の割合は圧倒的に後者が多いはずです。

短期滞在者の全員が硬水による髪や肌のダメージを気にしているわけではないでしょうが、それでも割合を考慮すると、長期滞在者を上回るはずです。

となると、現在の上位表示記事(長期滞在者向け記事)と実際の検索ニーズが乖離していると言えます。

上位表示した記事が実際の検索ニーズを網羅できていない場合の対処法

さて、上位表示記事と検索ニーズがずれている場合は、内部リンクを活用しましょう!

「短期滞在者向けコンテンツ」を用意し、そのコンテンツに対して元記事から内部リンクを貼ります。

今回のケースで考えると、内部リンク先でヘアケアグッズ等を紹介していきます。

内部リンクの貼り方も、単に貼るだけではなく、しっかりと「次の記事を読むとどのようなメリットがあるか」をリンク直前で紹介しておいたほうがいいですね。

上位表示した記事が実際の検索ニーズと合致している場合の改善法

では、次は検索ニーズと記事内容が合致しているケースを紹介します。

合致しているのにCVしないのは次の理由が考えられますね。

  • 商品に魅力がない
  • 訴求が悪い
  • 読者の検索意図に商品購入の意思が全く存在しない

このどれかですね。

ちなみに、全部揃うと面白いように全く売れません。笑

今回の商品(シャワーヘッド)が「売れる商品なのかどうか」はこちらで調べることができません。また、上位表示しているワード(硬水対策)が「買いたいワード」なのか「知りたいワード」なのかも、検証が必要です。

そのため、この記事では2番目で紹介した「訴求方法」について取り上げ、具体的に解説していきます。

CVされない記事の特徴

紹介している案件が悪くなく、検索ワードに「買いたい意思」が存在する場合、商品が売れない理由は、

商品を利用して得られるメリットのイメージが伝えられていない

デメリットが紹介されていない

他の選択肢を消せていない

買わない理由を消せていない

このどれかに該当するケースが多いです。

今回の記事がどれに該当するかは、正確に判断できません。

判断するにはもう少し細かい分析が必要だからです。

そのため、ここからは「一般論」を多めに、CVさせるために注意すべき事項として4つを具体的に解説しますね。

商品を利用して得られるメリットのイメージが伝えられていない

インターネットでもリアル店舗でも「商品を購入する決め手」となるのは、その商品を利用して得られるメリットの具体的なイメージです。

読者は商品を購入するのが目的ではなく、あくまでも現状の悩みを解決のが目的です。

そのため、アフィリエイトサイトやブログでは、商品の特徴を細かく紹介するのではなく、

その商品を利用するとどのような未来になるのか。

という点をイメージさせられるように訴求していく必要があります。

つまり、レビュー記事ですね。

レビュー記事は、読者目線で詳しく解説することによって、読み手に「商品を利用することによるメリットをイメージさせる」ことができます。

読者は、「商品に対する期待」が価格などの「購入決断のあしかせ」になっているものを超えると注文しやすくなります。

レビュー記事を活用して、読者の感情に訴えかけましょう!

デメリットが紹介されていない

あなたが商品を購入する際に、

「その商品は気になるけど、失敗したくない!騙されたくない!」

という感情はもちませんか?

これは多くの方が商品購入時に抱く感情です。

読者は心配性なんです。無駄な買い物はしたくないのが多数の意見です。

そんな人たちが、悩み解決法としてその商品の存在を知ったときに、調べる1つが「デメリット」です。

商品を購入するなら、多くの人がデメリットを調べます。

そのため、ブログ記事で商品の特徴やメリットしか紹介されていなければ、読者は他のサイトで「この商品のデメリットは何だろう?」と調べる旅に出てしまいます。

初心者アフィリエイターさんは、

「デメリットを紹介すると、商品が売れなくなる!」

と思っている人が多いようですが、完全に逆です。

デメリットを紹介しないとモノは売れませんのでご注意くださいね。

他の選択肢を消せていない

読者が悩み解決の方法として商品の存在を知った場合、

商品認知

→メリットの把握

→デメリットの把握

→利用者の体験談

→類似商品との比較

→お得に購入できる方法

→購入

このような順番で読者は調べます。

メリットの紹介は誰でもできていますし、デメリット訴求と利用者の体験談は先ほど紹介した通りです。

次は「類似商品との比較」が大事なポイントです。

「失敗したくない!」と考えている読者は、同じような商品がないかどうかを調べ、その商品と比較します。

そのため、ライバル商品との比較はとても大事な訴求ポイントです。

その上で、紹介する商品が他の商品より優位であることを紹介し、他の選択肢を消しておくことが重要です。

なぜこの商品をおすすめしているのか?

これの根拠が明確であれば商品は売れますので、しっかりと丁寧に紹介しましょう。

買わない理由を消せていない

最後は難易度が高い訴求です。

「買わない理由を消す」

これは文章で紹介するより具体的な表現を使って解説します。

硬水のままシャワーを浴び続けると、髪の毛はどんどん痛むし、乾燥肌は悪化します。

その状況を改善させるのは、ヘアケアやスキンケアではありません。

「硬水」という根本を解決しないとイタチごっこですよね。

だから私は軟水シャワーヘッドを使いはじめました。

値段は1万円以上しますが、その出費で軟水化され、髪の毛の痛みや乾燥肌が気にならなくなったこと考えれば、安い出費だったと思っています。

この出費を惜しみ、トリートメントや保湿剤を使い続けていたのでは、逆にコストがかかっていたことでしょう。

カートリッジを交換すれば長く使えるし、日本に帰って不要になった時もメルカリなどで売れば買い手も見つかりそうです。

値段が少し高いという少しのデメリットがあるだけで、それ以外はメリットしかないので、硬水圏に長期滞在する方にはとても重宝する便利グッズですね。

このような訴求が入っていればいいでしょう。

以上が今回の記事添削サポートに対する内容です。

では、ここからはおまけとして、今回の記事添削サポートで拝見した記事を読んで「改善した方がCVアップにつながるポイント」を簡単にまとめました。

改善の具体事項を紹介しますので、いろんな人にも参考になると思います。

(ここからは会員限定記事とさせていただきますので、会員登録(無料)の上、閲覧くださいね。)

収益アップにつながる3つの改善ポイント

では最後に、実際の記事を読んで収益化のための改善ポイントを3つ紹介します。

アドセンス広告を外す

1つ目は「アドセンス広告の非表示」です。

アドセンスをクリックする読者の中には、シャワーヘッドに興味を持っている方が存在します。

もし、アドセンスにシャワーヘッドの広告が表示されていたら、見込み客をアドセンスに取られることになります。

アドセンスのクリック報酬が手に入るメリットはありますので、施策の実施は検討してからの方がいいですが、紹介する案件が高額報酬であれば、アドセンスを非表示にしておく方がメリットがあるかもしれませんね。

もし、アドセンスの細かい設定に抵抗がないなら、記事単位での非表示ルールを設定しておくのもいいでしょう。

読者の行動を明確にしておく

今回の記事は「1つの悩みに対する1つの解決法の提案」ではなく、「1つの悩みに対する複数の解決法の提案」になっています。

これによって、読者の検索意図が網羅され上位表示が可能になっているのだと思いますが、一方でデメリットがあります。

それは、

  • 読者の行動を迷わせる
  • 商品紹介までつなげにくい

この2点があります。

特に2つ目のデメリットは収益に影響があります。

今回の記事で「モノを売る」という目的があるなら、ほかの記事に遷移されたら困るわけです。

そのため、「買いたいワード」で流入があれば、商品購入まで一直線で遡及したいところです。

だからと言って、内部リンクを外すと検索順位に影響が出ます。

そこで、「クリックさせたい内部リンク」と「クリックさせたくない内部リンク」を明確にし、リンク周りの文章で読者の行動を明確にしておくと、読者の迷いがなくなります。

これは、「マイクロコピー」といって、商品リンク周りにも効果的なテクニックなので、覚えておくと便利ですよ^^

クロージング部分で読者の行動を促す

最後はクロージング部分のライティングです。

記事の最後って、読者の行動を促すには最適な領域です。

なぜなら、記事の最後まで読んでくれる読者は、その記事に一定の理解を示していたり、記事に信頼を寄せている可能性があるからです。

そんな読者には、離脱させずに次なる一手を提案し、読者の行動を促しておくのが大事です。

  • 大事な部分を念押しする
  • クリックしてほしい内部リンクをもう一度訴求する
  • ブックマークの登録依頼

基本的に、「買いたいワード」の場合は、商品訴求や内部リンククリックへの誘導を促し、知りたいワードの場合は、内部リンクやブックマークなどの行動を促すのが良いでしょうね。

以上です。

まとめ

今回閲覧した記事は、丁寧に解説されていて、適切な内部リンクも設置されているので、とても読みやすい記事だと思います。

読者の方を向き、丁寧に丁寧に解説していけば、読者からの信頼が生まれ、結果として商品が売れる可能性が上がります。

それに現時点では、商品がなかなか売れないという悩みはあるものの、買いたいワードではなく知りたいワードの可能性もありますので、あまり固執せず、他の「買いたいワード」での上位表示を目指すための施策を実施する方が稼げるでしょう。

以上です。

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