激戦キーワードで上位表示させたいなら、コンテンツのクオリティが一番大事なのですが、それに加えて「外部リンク」も重要です。
外部リンクが大事な理由は諸説ありますが、私は「インターネット上で存在を示し、信頼を得る」ことだと考えています。
存在を示し、信頼を得る?
ちょっとイミフな表現ですが、詳しくは記事の最後で説明していますので、後ほどご覧ください。
さて、一般的に、アフィリエイトサイトでは外部リンクをナチュラルに集めるのはとても難しいと言われていますよね。
それは当たり前です。
なぜなら、広告色が強いサイトを自分のサイトで紹介するメリットが1つもないからです。
サイト運営の事を少しでも理解していたら、誰もリンクなんて貼りません。
でも地域ブログは違います。
地域ブログは外部リンクの獲得難易度が低く、工夫次第では効果的な外部リンクをゲットすることもできます。
もちろん、「容易である」とは言えませんが、効果的な外部リンクを受けるための施策はいくつか存在します。
そこで、この記事では外部リンクを受ける可能性が上がる施策を紹介していきます。
そもそも外部リンクを貼ってくれるサイトってどんなサイト?
外部リンクの獲得を目指す前に、まずは本質を理解した方が良いですね。
「外部リンクを貼ってくれるサイトってどんなサイト?」
これを理解しなければ、外部リンク獲得によるSEO効果はほとんど機能しません。
理解せず、テクニックだけで1本のリンクをゲットしてもムダ。
なぜなら、「一時的な外部リンクの獲得は、ドメインパワーアップの効果が限定的だから」です。
つまり、単発の外部リンクではなく、継続的に外部リンクが集まり、そのリンクを辿って読者が訪れる仕組みが何より重要なのです。
読者が流れてくる生きたリンクがどんどん増えていく。
これが理想的なのです。
この理想の状態を実現するには、テクニックに走らず、本質を抑え「外部リンクが継続的に設置される地域ブログ」を目指す必要がありますね。
では、どのようなブログが該当するのでしょうか。
- 自サイトで詳細情報を紹介するより、他サイトの記事で参照させた方が読者メリットがある場合
- 人に紹介したくなるようなコンテンツがある場合
- 相手とつながることによりメリットがある場合
おそらく個人ブログの場合は、上記のケースがほとんどでしょう。
では簡単に解説します。
自サイトで詳細情報を紹介するより、他サイトの記事で参照させた方が読者メリットがある場合
外部リンクを設置する心理の1つに、「詳細な情報を省略したい!」という願望があります。
「この記事では概要だけ紹介します。もし詳しい情報が知りたければ、こっちのサイトが分かりやすいのでご覧くださいね。」
こういうケースです。
本来なら詳細な情報や、イラストを活用したわかりやすい記事を投稿したいけど、作業時間と作成スキルを考慮した時に、情報を割愛するケースがあります。
そんな時に、「読者ニーズとマッチするハイクオリティーなコンテンツ」があれば、外部リンクを活用して、サイト内で紹介してもらえるでしょう。
つまり、サイト運営者にとって「紹介するメリットがある」と判断された記事は、ナチュラルリンクが設置される可能性が出てきます。
ではどのような記事が該当するかというと、
- イラストや図解を活用したわかりやすい解説記事
- 新しい情報でいち早く解説されている記事
- 情報のまとめ記事
特に①に関しては外部リンクが集まり安いので、情報コンテンツはしっかりとわかりやすい記事を書くほうが良いでしょうね。
人に紹介したくなるようなコンテンツがある場合
人間の心理として、「面白い情報」や「誰も知らない情報」は人に教えたくなる傾向にあります。(全員じゃないですよ。そういう人もいるという話です。)
これはTwitterではその傾向が顕著です。全く知らない人の投稿でも、面白ければリツイートしてしまいますよね。
ブログ投稿の世界ではTwitterほどではないにせよ、「人に紹介したくなる情報」にはリンク付きでサイトを紹介する人が多いです。
ただ、これは非常に難易度が高いですね。例えば、
- 読んでいて笑いに変わる面白いコンテンツ
- 面白い仕掛けが実装されている異質なコンテンツ
このような記事は、「人に教えたい」という感情が前に来ているお節介な方の格好の餌食になるので、可能であれば餌を巻いておくのが良いでしょうね。
相手とつながることによりメリットがある場合
例えば、あなたが運営しているブログや運営者のアカウントに何らかの権威性があればどうでしょうか。
ある専門領域での確固たる地位があれば、その領域で後に続く方はあなたのブログを注視します。
中には、あなたとの距離を少しでも近づきたい方もいるでしょう。
そのような方は、あなたにメリットを提供(リンク設置)し、あなたとの距離が近くになる工夫をしてくるかもしれません。
ではどのようなケースがあるのか具体的な例をあげてみます。
例えば、インフルエンサーが運営しているブログへのリンクですね。
誰とは言いませんけど、Twitterのフォロワーが数万人〜数十万人の方が運営しているブログには、記事のクオリティに関わらずリンクが集まります。
理由は、「記事を紹介したい!」というより「サイト運営者と絡みたい!」という願望の方が大きいです。
もし、あなたのブログのファンが増えたりTwitterアカウントのフォロワーが数万人に達すると、ナチュラルリンクは増えていくでしょう。
ここを目指したいところですね。
さて、上記3つを整理すると
- 情報の丁寧さ・豊富さ
- オリジナル情報
- メリットの提示
と言えます。
このどれかを狙っていくと、外部リンクのチャンスが回ってきますが、どの方法も難易度は高いです。
そこで、上記の3つの方法を頭に入れつつ、少し戦略的なテクニックを活用し、外部リンクを獲やすくなる工夫をしていく必要があります。
外部リンクは待っていても集まらない
外部リンクはナチュラルに増えていくものが効果的とも言われています。
これはブラックハットSEOでの機械的な外部リンクではなく、偶発的なナチュラルリンクがどんどん増えていくのが、自然な形であるからです。
ただ、これを鵜呑みにして、
「良いコンテンツを投稿し続ければ、いつかは外部リンクが集まるはず!頑張ろう!」
と記事の投稿に没頭していても、きっと外部リンクは増えていきません。
なぜなら、わざわざあなたのサイトに外部リンクを設置するメリットがないし、メリットがあったとしても、そのメリットに気づいていないからです。
どんなに素敵なサービスでも、見込み客に営業をかけないと売れませんよね。
それと同じ。
外部リンクは営業が鉄則です。
では、具体的に解説していきますね。
外部リンク獲得のための営業の鉄則
では、外部リンクを獲得するための営業活動について重要なポイントを解説します。
まずは相手のメリットを提案する
先ほども言いましたように、あなたのブログに誰かが外部リンクを設置するメリットは何があるでしょうか。
ほとんどの場合、あなたのブログをサイトで紹介するメリットはありません。
ならば、先に相手がメリットとなる事を提案しましょう!
そのメリットは何でも良いです。
ただ、ほとんどの場合は「相手のサービスや商品を紹介する事」ですよね。つまり、紹介記事を先に投稿する旨を提案します。
その提案の対価はお金ではなく当サイトの紹介という形をお願いする
上記の提案があると、先方にとっては大きなメリットですよね。
通常、第三者の紹介は自分でアピールするよりもPR効果は大きいです。
そのため、先方はその提案に興味を示します。
ただ、そこで先方が気になるのが「見返り」です。
「こんなに美味しい提案があるのは、何か裏があるはず。費用がいるのかな?」
と勘ぐられます。当然ですよね。
ただ、ここで「掲載するからお金をください!」というと効果は一時的なものになりますし、そもそも「お金がいるならやめておこう!」となります。
そこで、「費用は無料!」と打ち出します。「あなたのサービスの紹介は全て無料で行います。」という事です。
ただし、次のように交渉に入ります。
当方のブログにおいて、あなたのサービスを紹介させてください。もちろん、紹介記事を作成する費用はいただきません。その代わり、もし記事がお気に召したら、あなたが運営するサイトの任意の箇所で、当方の記事を紹介くださいませんか。
このような提案をしていきます。
よほど大手のサイトや全国展開の店舗サイトでない限り、この提案の成功確率が高いですよ。
提案が受け入れられたらすぐに実施する
先方からOKの返事が来たら、大事なことは「すぐに実行する」です。
間髪入れずにすぐに記事を書き、数日以内に記事をアップします。
スピード感を重視する理由は、「相手の気が変わらないうちに対応する」が大事だからです。
対応が早ければ、こちらの誠意や真剣度も伝わります。
その気持ちが相手に伝われば、こちらが期待している結果を引き寄せることができます。
完了後に外部リンク設置を改めて依頼する
最後は、記事の完成とリンク設置の最後のお願いです。
「先日ご相談させていただきましたご紹介記事が完成しました。一度ご確認いただけますでしょうか。」
「問題なければ、今回の記事をサイト内でご紹介いただけますでしょうか。」
このように最後のお願いをします。
当然、上記のような文面では断られる可能性があるので、文面は慎重に検討する必要があります。
ただ、「相手にとってメリットとなる事を先に行い、その見返りとして、可能であれば当方がメリットとなる事を実施してください。」という提案は、比較的効果があります。
めぼしい営業先が見つかれば、ぜひ頑張ってくださいね。
【種類別】外部リンク獲得戦略
次は、もう少し具体的に「サイトの種類別」で外部リンクを設置するための獲得戦略を紹介します。
全てのターゲットに共通する交渉法はありません。
必ずターゲットを明確に分けていきましょう。
店舗ホームページからの外部リンク
一番オーソドックスなのが「店舗ホームページ」からの外部リンクですね。
方法としては、上記で紹介した「紹介記事」が鉄板です。
なお、店舗ホームページとのつながりがあれば、将来的な純広告の相手先になる可能性があります。
この辺りの戦略は後日投稿しますが、地域ブログで店舗ホームページとつながりがあるのは大きなメリットとなるので、しっかり気合を入れて取り組みましょう。
では店舗ホームページからの外部リンクを得るための注意点を紹介します。
- チェーン店以外の店舗に営業をかける
- 商品紹介ページ以外のページがあるサイトに営業をかける
- 新規オープンの個人店舗は狙い目
- 可能であれば直接取材してみる
- 数を打つ
店舗ホームページへの営業は、どれほどメリットを提案したとしても、こちらのブログの知名度が低いと、成功確率はとっても低いのが現状です。
知名度が高ければ、営業をかけなくても向こうから広告掲載の相談が来ます。
やはりサイトの信頼や権威性というのはとても重要と言えますね。
店舗ホームページ紹介に際する注意点
ブログの知名度が上がり、アクセス数が伸びてくると、店舗の紹介記事については、「広告記事」という位置付けに変更し、広告費をもらう形式に変更することになります。
その場合、「広告記事」という位置付けを踏まえると、記事内でおすすめしすぎると、他の店舗の紹介記事とのバランスが悪くなることが予想されます。
1つのブログに「おすすめのカフェが30個」もあればおかしいですよね?
そのため、店舗紹介記事については、おすすめしすぎず、商品や店舗の特徴を紹介するだけにとどめるのが無難な対応と言えます。
オフィシャルサイトからの外部リンク
ここでいうオフィシャルサイトとは、
- 自治体
- NPO団体
- 民間団体
- 学生団体
などです。いわゆる「リンクパワーが強いサイト」からのリンクですね。
これらのサイトからリンクを受けることは一般的に困難と言われています。
しかし、地域ブログだとリンクを受けるチャンスはあります。
「こうすればリンクがもらえる!」という統一的な施策はありませんが、店舗ホームページと同様、「先方のメリットとなる情報を発信すること」を予想して営業をかければ、可能なケースがあります。
一例をあげると、「夏祭り」です。
夏祭りには多くの民間団体や学生団体が協賛しています。
その活動をピンポイントで紹介する記事を投稿します。
重要なのは、「他のことを紹介せずに、その団体の活動に特化した記事を投稿すること」です。
記事が完成した後に、営業をかければ、リンク獲得に繋がる場合があるし、失敗に終わっても、コンテンツとしては残るので、試してみる価値はありますね。
オフィシャルサイト紹介に際する注意点
上記で紹介したオフィシャルサイトからリンクをもらうには、誠実さが大事です。
上記の団体は、「地域に還元できる活動をアピールしたい」という願望があります。
そのアピールによって、地域に必要な団体であることを根付かせたい意図が含まれているんです。
そのため、個人の地域ブログであっても、オフィシャルサイトの考えに沿った内容で投稿する必要があります。
- 真面目な活動なら、真剣さが伝わるように詳しく丁寧に紹介する
- キッズ向けの活動なら子育てママに受けそうなテイストで紹介する
運営者の意向をくみ、運営者が喜ぶような記事を投稿すると外部リンク獲得の道がひらけますね。
個人ブログからの外部リンク
個人ブログから外部リンクをもらう場合ですが、まず抑えておきたいのは、
- SEOリテラシーがあるかどうか(リンク設置のハードル)
- ブログの運営コンセプトが収益以外かどうか(リンク設置のハードル)
- 十分な記事数が投稿されているか(リンクの効果)
これらを確認しておく必要があります。
ただ、個人ブログへのリンク営業には大きなハードルがあります。
それは、「相手のメリットを提案しずらい」という点です。
商品を抱えている店舗サイトなどと違い、個人ブログには紹介するだけの理由がありません。
強いて言うなれば、「おしゃれなブログで、いつも参考にしています。記事内で紹介してもいいですか?」というぐらいでしょう。
となると、こちらのブログにリンクが返ってくる可能性が下がりますよね。
そのため、個人ブログに外部リンクの営業を行う場合は、サイトコンセプトや運営状況をよく確認しておくことが重要です。
地域ブロガーからの外部リンク
個人ブログ同様、他のエリアの地域ブロガーもまた、リンク設置のメリットが少ないですね。
ただ、視点をかえると相互リンクのチャンスはあります。
これはすなわち、「地域ブロガー同士の繋がり」ですね。
地域ブログを運営されているブロガーさんは、他の地域ブログを運営しているブロガーさんと交流をとっています。
その交流は主にTwitter上でのやりとりが多いのですが、距離が近くなると、お互いのブログ内で紹介するケースも珍しくありません。
たまに見かけるのが、インタビュー記事ですね。
成功している地域ブロガーさんに他の地域ブロガーさんがインタビューし、それを記事にしているのです。
これはWin-Winの関係で、お互いにメリットがありますよね。
こういう関係が作れる仲間を見つけておくと強いですよ。
「外部リンク獲得→ドメインパワーがアップ」がもたらす効果と実施できる施策
今まで、「外部リンクは大事」「外部リンク獲得のため営業活動を頑張ろう!」と言ってきました。
外部リンクの重要性は知っているものの、その本質を理解しているブロガーさんはそれほど多くないようです。
そこで、この記事の最後に「外部リンク獲得→ドメインパワーアップ」により実現できる事を紹介します。
流入が増え、収益アップする
外部リンクが設置されると言う事は、他のサイトからの流入が見込めると言うことです。
他のサイトのアクセスにもよりますが、一定数の流入は期待できるでしょう。
他のサイトからの流入が増えると言う事は、読者が増えるということですよね。
読者が増えるとアドセンスのクリックが増えたり、PV増に伴い純広告の掲載営業のチャンスも出てきます。
実際は、外部リンクを辿ってくる読者はとても少ないのが現状ですが、外部リンクが1つ、2つ、5つ、10と増えていくと、それだけ流入経路が増えることにつながります。
チリも積もればなので、外部リンクで辿ってくる読者も大事にしていきましょうね。
難易度が高い地域名ワードにチャレンジできる
外部リンクの獲得を目指す一番の目的は「ドメインパワーがアップすること」です。
ではなぜ、ドメインパワーのアップが必要なのか?
それは、「地域ワードでの上位表示が可能となるから」です。
地域ワードというと、「○○市」とかですね。
地域ワードの複合ワードで上位表示させると大きく稼げるワードがたくさんあります。
- 脱毛サロン
- 引っ越し
- 葬儀場
- 弁護士
- 車買取
そのほかにも山ほどありますね。
このような稼げるワードで上位表示させると、大きな収益が生まれます。
ドメインパワーだけで上位表示ができることはありませんが、ないよりあるに越したことはありません。
外部からの評価をもらい、コンテンツを磨いていけば、難関ワードでの上位表示も近づきますよ。
自治体や公的サイトとのコラボ企画など、いろんな施策ができる
難関ワードでの上位表示が「直接的な収益アップ」なら、この項目は「間接的な収益アップ」です。
そもそも、地域ブログを運営する目的は何でしょうか。
もちろん収益アップ・稼ぐことですが、それに加え、私は「その地域での知名度アップ」だと思っています。
その地域で有名なブログとなり、地域住民や企業・自治体などからの認知が広まれば、地域ブログ運営が今よりもっともっと楽しくなるはずです。
知名度が上がると、自治体や公的サイト、民間団体などからブログを活用したコラボ企画が舞い込んでくるケースがあります。
こうなると無双状態ですね。
「収益化」と「やりがい」「楽しさ」が共存するサイトが出来上がります。
道のりは遠いけど、目標にして頑張るのもいいでしょう。
まとめ
外部リンクが大事なのは、流入を増やしドメインパワーを高める効果があるからで間違いありません。
ただ、その本質は何かと考えたときに、もっと大事なことが見えてきます。
それは、「存在を示し、信頼を得る」ということではないでしょうか。
インターネットの魅力の1つは「誰でも情報が発信できること」ですが、一方で、「情報発信の責任や根拠が不明確」というデメリットがあります。
サイト運営者の顔が見れないはウェブサイトは、どうしてもサイトへの信頼が持てませんよね。
Googleも、サイトの信頼性・権威性・専門性を重視しており、今後のサイト運営は、
「いかにして、インターネット上で信頼を得るか」
という点が重要です。
では、信頼はどのようにすれば得られるのでしょうか。
考えてみるとわかりますが、リアルな世界でも同じで、信頼を得るには、「信頼される人からのお墨付き」と「信頼できる情報を常に発信していること」が重要です。
- 信頼される人からのお墨付き→外部リンク
- 信頼できる情報を常に発信している→高品質記事の連続投稿
これがインターネット上での信頼を得る方法ではないかと考えています。
外部リンクを獲得し、あなたの地域ブログを「地域名単一ワード」で上位表示させたいですね。