今日の記事はこれまで投稿してきた地域ブログのマネタイズの話ではなく、特化ブログを作る上で重要なポイントを紹介します。
この内容は、私のメンバーに伝えている内容をそのまま紹介するので、ある意味「手の内を明かす」的な情報です。汗
でも概念的な情報が多いので、公開しちゃいます^^
減るものではないですからね。
さて、本題に入る前に、少し状況説明を。
私は2014年ごろからSEOの世界に携わっていますが、数年前と現在では上位表示の難易度は全く違うと感じています。
数年前はとても簡単だったんです。
- キーワードを決めて、
- サジェストをピックアップして、
- 検索結果画面の上位表示記事をリサーチして、
- 検索意図をイメージして、
- 検索意図に沿ったコンテンツを出来るだけ長文で投稿する。
- 上記の記事を大量に投稿する。
これでけで月100万円はほぼほぼ確実に到達できました。
それに、昔はCVキーワードも計測できていたので、「あたりキーワード」を引けば、そこから横展開も楽チン。
まさにイージーモードだったわけです。
ところが2017年12月の健康アップデート以降、そのイージーモードは終わりました。
素人でも誰でも稼げる状態から評価されるべきサイトしか結果が出せない状態に変わりました。
それに追い討ちをかけるようにITPの問題も出てきており、個人アフィリエイターにとってはまさに逆風となっていますね。
この記事をご覧の方の中には、今の厳しい状況からスタートした方も多いのではないでしょうか。
ただ、私はツイッターでも何度も言ってますけど、今の状態こそ正常だと思っています。
素人でも誰でも稼げる状態なんておかしいですからね。
根拠もなく適当に書いた記事が上位表示され、その記事から月間数十万円〜数百万円の収益が上がることはどう考えても違和感がある。
インターネットという「売り手と買い手の顔が見えない商売」は、特に信頼が必要ではあるものの、それを逆手にとってスパムまがいの量産で結果が出せる状態は異常だったと言えるでしょう。
さて、そんな状況ですが、個人アフィリエイターはもう活路を見出せないのでしょうか。
私はまだまだそんなことはないと思っていますよ。
以前より難易度は確実に上がっていますが、真っ当なサイト運営を行えば、あなたの書いた記事は困っている読者に届き、その結果収益につながるはずです。
そこで、この記事では今の状況から、特化ブログで結果を出す際に特に注意すべき事項をまとめました。
概念的な情報が多いですが、ぜひ参考にして欲しいです。
参入ジャンル・ターゲット設定・サイト構築編
まずは特化ブログを作る上での参入ジャンルや読者ターゲットの設定など、サイト運営の基本方針の部分について解説しますね。
YMYLは参入しない
特化ブログで結果を出す上で1番大事なポイントは参入ジャンルです。
参入ジャンルを間違えると、記事を投稿しても投稿しても全く上位表示されません。
ストレートに伝えますと、「YMYL領域は辞めましょう!」です。
「100%無理なの?」と言われるとそんなことはないと思いますが、個人で参入するにはあまりにもお金と労力がかかりすぎる。
無理にその領域に参入するより、稼げる領域は他にもありますので、よほどのこだわりがない限り諦めるのが無難です。
いくつかのページの種類は、潜在的にユーザーの将来の幸せ、健康、富に影響を与えることがあります。私達はこのようなページを”あなたのお金あるいはあなたの生活 Your Money or Your Life YMYL”と呼んでいます。次のようなものがYMYLのページとなります。
- ショッピングあるいはお金の取引のページ:オンライン上(オンラインショップあるいはオンラインバンキングのページ)で、ユーザーが購入したり、お金を送金したり、支払をしたりすることができるウェブサイトです。
- 金融情報のページ:投資、税、老後計画、マイホーム購入、学費、保険に関するアドバイスをしたり、情報を提供しているウェブページです。
- 医療情報のページ:健康、薬、特定の病気や症状、精神の健康、栄養に関するアドバイスや情報を与えているウェブページのことです。
- 法律情報のページ:離婚、子どもの監護権、遺言書の作成、市民権のようなトピックに関する法的アドバイスや情報を提供しているウェブページです。
- その他:その他にも多くのYMYLと考えるトピックがあります。例えば、養子、車の安全情報等があります。あなた自身で判断してください。
私達はYMYLページに対してとても明確なページクオリティ評価基準を持っています。なぜなら質の低いYMYLページはユーザーの幸福、健康、富に対してネガティブな影響を与える可能性があると考えているからです。
この項目と関連性が高い領域は避けておく必要がありますね。
もちろん育児ブログなども含まれますのでご注意くださいね。
参入すべき領域は「狭く深く」が鉄則、ニッチな属性を攻めよう!
参入ジャンルが決まったら、ジャンル内のどの領域を攻めるかを決めます。
例えば、英会話ジャンルに参入する場合を仮定します。
間違っても、
「英会話を上達したい方におすすめの勉強法を紹介するサイト」
と言う設定は避けましょう。なぜなら、ターゲットが広すぎるからです。
広いターゲットにしてしまうと、読者に刺さるサイトが作れません。
設定するなら、
「何度も何度も英語学習を挫折してきたけど、子供が小学生に上がるタイミングで、私も子供と一緒になって英語学習を基礎から学び直すためのママ向け英語学習サイト」
これぐらい絞り込んだターゲットがいいですね。ニッチな属性を攻めないと企業が運営する強豪サイトには勝てませんよ。
サイトコンセプトを明確にしておく
上記に関連しますが、「サイトコンセプト」はしっかり持っておかないとダメです。これは必須です。
サイトコンセプトを明確にしておく理由は、
- リピーター(ファン)が獲得しやすい
- 内部リンクを活用した教育コンテンツが作成しやすい
- 収益化しやすい
サイトコンセプトを設定してデメリットはありません。必ず作り上げておきましょう。
サイトコンセプトに関しては、地域ブログでも同じです。「リピーターが増える地域ブログでのサイトコンセプトの決め方」で解説している内容に通じますので、詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。
サイト内でミニサイトを構築し、ミニサイトの集合体がサイトとなるように設計する
これまでは内部リンクがついていない長文記事も上位表示されていましたが、今はそれより、内部リンクが適切に配置されている記事が評価されている印象を受けます。
これは「内部リンクをたくさんつけよう!」と言う意味ではありません。
クリックされるリンク(意味のあるリンク)を設置しようと言うことです。
さて、これが意味するのは記事と記事を根拠を持って繋いでいくと言うことですよね。
そのためには、適当なサイト設計では不可能。
そこで活躍するのが「ミニサイト」です。
記事を投稿する前にあらかじめ、関連性が高い記事をグルーピングし、そのグループが1つのサイトとなるようにサイト設計する、つまりミニサイトを設計し、そのグループをサイト内で複数投稿して大きなサイトを作っていきます。
- それぞれの記事を独立させない
- 関連性の高い記事どうしだけを繋げておく
- 平均PVを引き上げる
- ユーザビリティの向上
様々な利点がありますので、サイト内でのミニサイト化は特におすすめです。
指名検索を狙う
なぜ指名検索が必要なのか?
その正確な答えはSEOのプロに聞いて欲しいのですが、私は次のように考えています。
Googleと言う検索エンジンが無かったとしても必要とされるサイトこそが真に読者に価値のあるサイトだと仮定すれば、「ブックマークが増えていくサイト」や「指名検索され続けるサイト」には評価が集まるはず
検索エンジンなんかなくても、一定数のダイレクト流入があればサイトの価値は高いはずですよね。
そんな価値のあるサイトをGoogleは放置しますでしょうか。
もし、放置するならGoogleの大した検索エンジンではありません。
ブックマークは記事中のボタンで登録されますが、指名検索はそうはいきません。
だから、指名検索されやすいようなサイトタイトルをつけておきましょう。
ライティング編
次はライティング編です。
重要なポイントはいくつかあるのでご覧くださいね。
1回で読者の印象に残る記事を投稿する、つまり尖った記事を書こう!
特化ブログで結果を出すには、良い意味で「尖った記事」を投稿していかないと難しいですね。
大手企業が運営するようなサイトの一般的な記事を真似しても、それを超えることはできません。
大手企業サイトを超えるには、違う路線で進むしかありません。
尖った記事
これは、「批判的な内容」や「口が悪い記事」と言う意味ではありません。
尖った記事の定義
独自の視点で物事をみて、書き手のオリジナルな主張があり、読み手の印象に残る記事
このような記事を投稿する意識を持っていると、記事内の主張が強くなり、読者に刺さる記事がリリースできます。
決して、「癖のある記事を書こう!」と言う意味ではありませんので^^
ネット上の情報だけでサイトを作らない!記事は「サジェスト+関連ワード+オリジナル情報」
記事の見出しを作るときに、サジェストワードや関連ワードを参考にしている人は多いようです。
実際、私もそうしています。
ただ、それだと上位表示が厳しくなりました。
その理由は「オリジナルな情報がないため、付加価値が提供できないから」だと推測しています。
Googleのガイドラインには次のように書かれています。
どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
引用:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
独自性や価値、魅力のあるサイトを目指さなければいけません。
サジェストや関連ワードだけで構築したサイトに独自性や価値、魅力は見出しにくいですよね。
つまりはそう言うことです。
付加価値を提供するためには、オリジナルコンテンツは必要不可欠と言えるでしょう。
書き手像を出し、読者との距離が近いサイトを運営する
読者が記事を読み、共感を得るのはどのようなサイトでしょうか。
それは、「書き手像がイメージできて、自分ごとに置き換えやすいサイト、またはサイト運営者との距離が近いサイト」だと感じています。
ブログからコメントを書き、サイト運営者から反応が返ってきたら嬉しいですよね。
その読者は喜びで、きっとファンになってくれます。
だからコメントが投稿しやすいサイトというのは読者との距離が近く、ファンが多いサイトといえます。
- コメントの開放
- SNSでの交流
- ブログ仲間
このような繋がりは積極的に持っておきましょう!
読者を教育するコンテンツを持っておく
言うまでもなく、特化ブログというのは、何かに特化したブログです。
つまり、その領域の専門家な訳です。
だから、その専門領域においては右に出るものは誰もいないと言うことが言えるように、インターネット上で地位を確保しておきたいところです。
そのためにはSNSでの地位確保なども重要ですが、サイト上でできることは「唯一無二の教育コンテンツ」を作っておくことです。
「サイトのメインコンテンツ」に位置づけできる教育コンテンツを持っておき、流入のあった読者をその記事に流し込めれば、強いサイトができていくでしょう。
集客記事9割:CV記事1割の割合でPVを狙う
初心者アフィリエイターがやってしまいがちなミスとして、「アフィリエイトリンクを設置した記事をたくさん投稿すること」があります。
アフィリエイトリンクの個数が問題ではないのですが、特化ブログのコンテンツの最終ゴール地点の割合が広告過多だとおかしいですよね。
悩みを持った読者が最終的にたどり着くのは、
- 悩みの解決
- 知識の習得
- 可能性の発見
など様々です。ゴール地点が広告になる読者はほんの一部なはずです。
それに、広告リンクのクリックは、「他サイトへの移動」を意味します。これは自サイトの閲覧終了ですよね。
他サイトへの移動がマイナス評価になるかはわかりませんが、自サイト内での回遊を促し、読者を教育した方がサイト評価は高いのじゃないかと考えています。
そのため、広告リンクを設置した記事(CV記事)の割合は1割程度にとどめ、あとは集客記事をたくさん投稿し、集客+回遊を促すことが重要です。
誰でもかける記事は書かない
いつもメンバーに「誰でもかける記事は書いちゃダメ!」と伝えています。
「誰でもかける記事」とは、「あなたじゃないと書けない記事以外」となります。
誰でもかける記事って、その名の通り、誰でもかけるので、今後長くサイト運営していくときっと誰かに真似されます。
コンテンツのクオリティやボリュームの勝負になると消耗するだけで、その後に残るのは「無」
長期的に稼ぎたいなら、サイト内に投稿する記事は「あなたじゃないと書けない記事」をたくさん投稿しましょう。
その他
では最後にその他として私が大事なポイントをいくつか紹介します。
SEO以外の流入(SNS等)を確保する
これはかなり大事ですね。
SNSアカウントを作り、大きく育てることは非常に大きな意味があります。
- 流入経路の確保
- ファンとの距離を縮める
- オンラインでの権威性
- 非匿名化
これらの項目は詳しく解説するとそれぞれ長くなりますし、ぶっちゃけ根拠がないので、ここでは箇条書きにとどめます。
ただ、取り組んでマイナスになることはありませんので、ファンを作る意味でもアカウントを育てる価値は高いですね。
他のサイト運営者と積極的につながる
こちらもメンバーさんには常に伝えている事項です。
「他のブロガーさんと積極的に絡みましょう!」
いやらしい話「外部リンクの獲得」が1つの目的ですが、それだけではありません。
つながりの先に新たに生まれるビジネスチャンスがあります。
何が待っているかわかりません。
でも動かなければ何も変わりません。
様々なつながりを作り、固定観念ゼロでサイト運営していけば、面白い収益化策が出てくるかもしれませんよ^^
アフィリエイト収益以外の収益も狙う
最後は収益化の話。
特化ブログでアフィリエイト収益を上げたいなら、売れる案件を掲載するのがベストですが、理想は
「アフィリエイト案件以外での収益化も目指す」
です。
アフィリエイト収益以外の収益も目指します。
例えば、純広告とかクリック連動報酬などですね。(他にも色々ありますが、ここでは控えます。)
なぜ、アフィリエイト収益以外の収益も目指すかと言うと、単純にリスク分散です。
アフィリエイト案件には大きな大きな問題である「ITP」の問題があります。
この問題は非常に大きく、今後より厳しくなっていくでしょう。
だから、ITPの影響を受けない収益源を確保しておく方が、長期的にみたときに安心だと思うわけです。
まとめ
ここまでつらつらと書き上げてきました。
こう言う記事は書きやすいですね。6000文字をトータル2時間ぐらいで書きました。
ただ、見出しが多い分、内容は薄いです。。。
気づいている方も多いと思いますが、この記事で紹介している15個のポイントは、ツイッター上などでもすでに言及されている情報がいくつも入っています。
これは、パクったわけではなく、私も同感なので書かざるを得ないと言うことです。
つまり、サイト運営で重要なことに真新しいことなどほとんどないとも言えます。
真っ当なサイトを真面目に運営する以外に、読者とGoogleから評価されることはないと言うことです。
上記15個では、大事なポイントはある程度網羅できたと感じています。
もちろん、上記以外に重要なポイントはありますが、こと初心者特化ブロガーに限った情報なら、上記の15個のポイントはとても重要でしょう。
これからサイトを作る方はぜひ参考にしてくださいね。
なお、記事に対する質問やコメント欄やお問い合わせフォームよりご連絡ください。
可能な限り回答しますね。